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女優として大活躍する鈴木杏樹さんですが、元々は歌手でした。しかもロンドンでデビューしています。神戸のインターナショナルスクールマリスト国際学校高等部に通っていた17歳の時にスカウトされ、歌手を目指しいきなりロンドンの音楽学校に留学します。
幼少の頃、とても人見知りの激しかった鈴木杏樹さんを心配して、お母様がインターナショナルスクールに進学させていたそうです。神戸時代の鈴木杏樹さんの自宅は、富裕層が多いことで有名な御影で、テニスコート2面があるという噂があります。
なぜそんなに鈴木杏樹さんの実家はお金持ちだったのでしょうか?これには、鈴木杏樹さんのお父様が山口組NO2だった宅見勝さんであるとの、まことしやかな噂が流れています。宅見勝さんは主にバブル期に、金融や不動産業などで2000億円を得たとされています。(宅見勝さんは1997年に抗争に巻き込まれて死亡しています。)
その話の根拠は、宅見勝さんと鈴木杏樹さんの顔が似ているということだそうです。そして鈴木杏樹さんの、プライベートを自ら語らないミステリアスな姿勢が、その噂の信ぴょう性を高めてしまっているようなのです。
さて、ロンドンに留学した鈴木杏樹さんは、1990年2月、ストック・エイトキン・ウォーターマンプロデュースで、「We Should Be Dancing」を、「KAKKO」名義でリリース。続いて「What Kind Of Fool」をリリースしますが、当時勃発した湾岸戦争にイギリスが参戦表明したことなどから、鈴木杏樹さんは1991年に日本に帰国します。
しかし「けがの功名」といいますか、お母様の心配された鈴木杏樹さんの人見知りは、そのころにはすっかり影を潜めていたそうです。
帰国した鈴木杏樹さんは、1993年10月からフジテレビ月曜21:00からの連続ドラマ「あすなろ白書」ヒロインの親友東山星香役(外交官を目指す才女というキャラ)を演じ、「あすなろ白書」の大ヒットによって一躍時の人となります。このタイミング、このポジション、鈴木杏樹さんは実に持っている人だといえます。
そして、1994年に13本、1995年には14本ものテレビCMに起用され、当時のCM女王は間違いなく鈴木杏樹さんでした。
1995年10月~2016年3月の20年超もの長い間、フジテレビ「ミュージックフェア」の司会を務めます。
日本テレビの朝エンタメ番組「ZIP!」では、2011年4月~2019年3月の間、金曜日のメインパーソナリティーでした。また、この「ZIP!」収録中に、悲しい事件がありました。
2013年2月1日金曜日、鈴木杏樹さんの夫・山形基夫さんは肝臓を患っており、移植手術のためボストンで入院しておりました。鈴木杏樹さんはこの「ZIP!」の放送中に夫の急変を知らされます。「ZIP!」の放送時間帯は、AM5:50 ~8:00ですが、AM5:50に携帯に着信が入りますが鈴木杏樹さんは気づくことなくそのまま生放送に入ります。
7:00頃留守番電話を聞いた鈴木さんはすぐに折り返し、主治医の計らいで、国際電話越しに意識のない山形基夫さんに「ありがとう、頑張ったね。」と何度も話しかけたそうです。
鈴木杏樹さんはその後収録に戻り、何事もなかったかのように振舞い放送をやり遂げました。放送終了後すぐに夫の元へ駆けつけましたが、山形基夫さんの最期には間に合いませんでした。2013年2月1日、56歳の若さで、山形基夫さんはかえらぬ人となりました。
鈴木杏樹さんの亡くなった夫・山形基夫さんは外科医でした。1998年1月、「ミュージックフェア」の収録中に、鈴木杏樹さんが腸閉塞で駿河台日本大学病院に緊急搬送され入院した際、手術を担当した医師の中の1人が山形基夫さんでした。入院生活でメールを交換するようになるなかで、鈴木杏樹さんの方から好意を抱き、交際僅か4ケ月の1998年6月1日に結婚に至りました。
医師としてアメリカ留学の経験があり、内視鏡治療の研究をしていて、消化器癌について特に詳しいそうです。特に癌分野では実績と定評のある医師だったそうです。名医でありながら、ご自身の得意分野である消化器癌で自ら亡くなってしまわれるなんて、なんとも人生皮肉なものです。
夜勤の時は、病院スタッフのみんなに手製のカレーをふるまうほどホスピタリティ溢れる外科医だったそうです。結婚後は、夫・山形基夫さんが毎日鈴木杏樹さんに手弁当を作って持たせていたそうです。医師として、夫として、油分を控えた、消化の良いものを、毎日作っていたそうです。
山形基夫さんのご実家は老舗アパレルメーカー「銀座山形屋」で、完全国内オーダーメイドを特徴としています。鈴木杏樹さんはお姑さんととても仲が良く、良好な関係を築いていました。
山形基夫さんには、一度離婚歴があり、お子さんもおられるそうです。鈴木杏樹さんとの間にはお子さんはおりませんでした。山形基夫さんが医者をしていて「銀座山形屋」の跡を継ぐことができないこともあり、鈴木杏樹さんはお姑さんに孫の顔を見せるため、不妊治療もしていたそうです。残念ながら子宝に恵まれる前に、山形基夫さんは亡くなってしまいました。
鈴木杏樹さんは2019年放送のNHKの朝ドラ「なつぞら」に出演しました。劇団女優の亀山蘭子役を演じています。山田祐貴さんが演じる年下の劇団員の雪次郎から、告白をされるという重要な役どころです。
何十年も変わらない美貌の鈴木杏樹さん、辛い経験を乗り越えて明るく我々に癒しを与えてくれる鈴木杏樹さんを、これからも応援していきます!